ベテラン空手家が子供たちに愛情深く指導することとは?

今回社員紹介を担当するのは三ヶ尻です。  
私が紹介するのは、福岡事業所の市山さんです。 

同じ物流課で一緒に働いている市山さんは、勤勉で真面目なイメージ。プライベートではどんなことに情熱を注いでいるのか気になって、インタビューしてみました。 

空手歴25年のベテラン空手家!

市山さんが打ち込んでいるのは空手。 

10年前から取り組んでいて、子どもの頃も合わせると空手歴25年のベテランです。幼稚園から中学二年生までの間習っていて、辞めてからはずっとやっていなかった空手。再開のきっかけは、お子さんが空手をはじめたことでした。 

子どもたちが大きくなってきて、習い事をさせてあげたいと思ったとき、幼少期にご自身が空手をやっていたことが、楽しく学びの経験になったことを思い出して、空手を勧めた市山さん。 

市山さん(右)とお子さん3人
市山さん(右)とお子さん3人

当時、市山さんは空手を再開するつもりではなかったようですが、お子さんが通う道場の先生方が昔市山さんが空手を習っていたときの先輩で、声をかけられて断れなかったそうです(笑)。すごい偶然ですよね。 

長く空手をやられている市山さんは、現在、プレイヤーというよりも指導や監督役として活躍されているそうです。週に1回の練習の他に、土日の試合に監督として呼び出されることも。戦略を考えるのか聞いてみたら、そうではなく「試合中トイレいっちゃダメだぞ!トイレしとけよ!」と注意喚起をするのが主なんだとか。急に本番でできるようにはならない、練習の成果しか出ないからこそ、当日できるのはトイレの注意なんですね。 

市山さんの所属する空手道場のInstagram
市山さんの所属する空手道場のInstagram

空手で大切なことは「礼儀・作法」

指導するときに重要視しているのは「礼儀・作法」。武道に通じる心を身に付けさせること。体を鍛えるよりも、ずっと大切なことだと熱く語られていました。  

市山さんが所属する道場の道場訓
市山さんが所属する道場の道場訓

私もむかし空手を習っていたことがありますが 、そこでも「礼儀・作法」について厳しく指導されていた記憶があります。 

私はフルコンタクトの空手(技を当てる)をやっていましたが、市山さんの道場は剛柔流で当てない空手。試合で何を基準に勝敗を判断するのか聞いてみたら、声と技はもちろん、技を出した後の動作が大事で、それが全て揃ってないと審判の旗は上がらないそうです。    

でも、どちらの空手でも大事なのは「礼儀・作法」。流派が違っても根本は変わらないんですね。 

空手道場での黙想の様子

お子さんがあと一年ほどで空手を卒業するそうで、その後の展望をうかがったところ「よその子を教えるのも好きだから、続けようかな」とおっしゃっていました。「幼稚園児くらいの生徒には右手はこっち!左手はこっち!と空手以外の部分から教えないといけないからね(笑)」と楽しそうにお話されていました。  

空手以外にも気になる武道があって 、一番あこがれているのは剣道、次いで合気道にも興味があるそうです。 「どっちもやってみたいけど、空手にベッタリで重い腰があがることはなさそうやね~」と市山さん。余裕がでてきたらチャレンジするみたいでした! 

次回はどなたが出てくるでしょうか。お楽しみに。