物流が取り組む「折りたたみコンテナの普及」

商品を出荷する際、一般的には段ボール箱を使用することが多いと思いますが、和気産業では、20年前から「折りたたみコンテナ」を使う取り組みを続けています。

段ボール箱から折りたたみコンテナへ

段ボールは安価で使いやすい反面、数回の使用でゴミになる可能性が高い素材でもあります。しかし折りたたみコンテナは10年近く使い続けることができるため、環境に優しい素材といえます。さらに、段ボールの場合は緩衝材が必要になりますが、折りたたみコンテナはフタができるため緩衝材が不要という点でも、ゴミを減らすことに貢献できます。そこで和気産業では20年前から使用を開始したのですが、サステナビリティの観点からも有効な取り組みであると考えています。

また、実際に使用している現場では、組み立てたりテープを貼ったりといった作業がなくなる分、物流作業の効率化が図れるというメリットも生まれています。

折りたたみコンテナ普及率は3~4割

和気産業で使用している折りたたみコンテナ

このように、サステナビリティの観点からも有効な「折りたたみコンテナ」ですが、現在の普及率は3~4割程度と、まだ半数にも届いていません。その理由は「回収作業が必要である」ということ。業者さんによっては、そこがネックとなり折りたたみコンテナが使えないこともあるようです。

そこで、和気産業は20年以上にわたって折りたたみコンテナを使用してきた実績を生かし、使用してくださる業者さんを、さらに増やしていきたいと考えています。5割、6割、7割…と普及させることができれば、目標とする循環型社会により近づくことができます。

折りたたみコンテナ出荷前の様子

まとめ

「持続可能な開発目標(SDGs)」を中核とする「持続可能な開発のため2030アジェンダ」が採択されたのが、2015年9月25日。和気産業の物流は、そのずっと以前から 「廃棄問題・環境問題」に取り組んできました。

今後も取り組みを続けると共に、私たちと一緒に「折りたたみコンテナの使用」に取り組んでくださる企業様を増やせるよう、働きかけを続けていきます。そして、「物を大切にすることが当たり前の社会」づくりに貢献します。